過去48時間でシリア・ポンドの為替レートが大幅に上昇(2020年7月25日)

シリア人権監視団は、過去48時間でシリア・ポンドの為替レートが大幅に上昇したと発表した。

同監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県イドリブ市の両替所では1米ドル=1,690シリア・ポンドと、300シリア・ポンド上昇した。

また、シリア政府支配地域の公式レートも、1米ドル=1,930シリア・ポンドと、前日よりも100ポンド上昇した。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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トルコがリビアに派遣していたシリア人傭兵120人が帰国(2020年7月25日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアに派遣していたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約120人が契約を終えて、トルコ占領下のシリア北部に帰国する一方、新たな戦闘員がリビアに派遣されたと発表した。

同監視団によると、リビアに派遣された国民軍戦闘員の数は約16,500人(うち350人が子供)、約5,970人が帰国しているという。

派遣された戦闘員のうち、戦闘で死亡したのは481人(うち34人が子供)。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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アターリブ市のシャーム解放機構検問所が何者かの襲撃を受け、戦闘員2人死亡(2020年7月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市の西側の入り口に設置されているシャーム解放機構の検問所が何者かの襲撃を受け、戦闘員2人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーリム市でハーリム地元評議会議長の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、議長が負傷した。

一方、県北部のタッルアーダ村では、シャーム解放機構が指名手配中のダーイシュ(イスラーム国)のセルが運営する伐採所に突入し交戦、住民1人が両者の無差別発砲に巻き込まれて死亡した。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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米軍がマーリキーヤ(ダイリーク)市一帯の国境地帯でパトロールを実施(2020年7月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍がマーリキーヤ(ダイリーク)市一帯の国境地帯でパトロールを実施した。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県サルミーン市で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認、シリア救国内閣は同市を隔離(2020年7月25日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」で、新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認された。

感染者が確認されたのはイドリブ県サルミーン市。

これにより、6月9日以降、「解放区」とトルコの占領地で確認された感染者数は26人(うち医療関係者6人)となった。

うち17人は「解放区」、9人は占領地で感染が確認されている。

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これを受けて、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣の内務省は、サルミーン市を隔離することを決定した。

シリア救国内閣内務省総務関係責任者のアフマド・フドル大尉がドゥラル・シャーミーヤ(7月25日付)に明らかにしたところによると、サルミーン市で感染が確認されたのは、シリア政府支配地域から、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡を経由して、反体制派支配下のいわゆる「解放区」に、密輸ルートを通じて侵入した男性で、サルミーン市で100人以上と濃厚接触したことが判明したため、同市を隔離したという。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月25日に新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、同地での感染者数は計26人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1339420962929458/

AFP, July 25, 2020、ACU, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、1人が死亡したと発表(2020年7月25日)

保健省は政府支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月25日現在の同地での感染者数は計627人、うち死亡したのは36人、回復したのは191人となった。

SANA(7月25日付)が伝えた。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県での攻撃でシャーム解放機構、国民解放戦線の戦闘員3人を殺害(2020年7月25日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから142日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方一帯を砲撃、同司令室を主導するシャーム解放機構と国民解放戦線の戦闘員3人を殺害、7人あまりを負傷させた。

シリア軍が砲撃を行ったのは、ファッティーラ村、カンスフラ、スフーフン、フライフィル村、ルワイハ村、バイニーン村、ハルーバ村。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県7件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, July 25, 2020、ANHA, July 25, 2020、AP, July 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2020、Reuters, July 25, 2020、SANA, July 25, 2020、SOHR, July 25, 2020、UPI, July 25, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民69人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は582,605人に(2020年7月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月25日付)を公開し、7月24日に難民69人(うち女性35人、子供20人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民69人(うち女性35人、子供20人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は582,605人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者187,357人(うち女性56,347人、子ども95,279人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,703,660人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は811,885人(うち女性243,623人、子供413,770人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2020をもとに作成。

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