米軍の占領下にあるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍のメンバーが離反、シリア政府支配地に逃走(2024年1月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)の占領下にあるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)のメンバー1人が離反、トヨタのランドクルーザに乗って、シリア政府支配地に逃走した。

離反はタドムル市の「砂漠部門」に勤務するシリア軍士官が協力して行われた。

離反したこのメンバーのほかに、離反者がいたかどうかは不明。

55キロ地帯では、8日、米軍がルクバーン・キャンプ、西側諸国の諜報機関に協力していたダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーの自宅を強襲し、元メンバーら複数人を拘束していた。

複数筋によると、彼らは西側諸国の諜報機関の協力していたが、その一方でシリア軍や「イランの民兵」に内通していたという。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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