シリア人権監視団:シャーム解放機構はイスラエルと「イランの民兵」が戦争状態に入った場合、シリア政府支配地への侵攻を行うことを議論(2024年8月4日)

シリア人権監視団は、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が武装部隊および治安部隊の司令官らと、イスラエルと「イランの民兵」がシリア領内あるいはレバノン領内で戦争状態に入った場合、シリア政府の支配下にあるイドリブ県南東部、アレッポ県西部の町や村、さらには首都ダマスカスとアレッポ市を結ぶM5高速道路沿線への攻撃を行うことを議論したことを察知したと発表した。

この議論は、トルコ、ロシア両国の使節団が7月17日にイドリブ県サラーキブ市で会合を開き、シリア政府支配地とシャーム解放機構の支配地を隔てる通行所再開の可能性などについて意見を交わしたのを受けたもの。

AFP, August 4, 2024、ANHA, August 4, 2024、‘Inab Baladi, August 4, 2024、Reuters, August 4, 2024、SANA, August 4, 2024、SOHR, August 4, 2024などをもとに作成。

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