トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設での銃撃事件を受け、トルコ軍はシリア北部を無人航空機などで激しく攻撃(2024年10月23日)

アレッポ県では、ANHA(10月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃し、子ども1人を含む住民2人が死亡、6人が負傷した。


トルコ軍はまた、無人航空機複数機でアイン・アラブ(コバネ)市を攻撃、市内で激しい爆発が複数回発生した。

トルコ軍はさらに、マンビジュ市近郊のサイヤーダ村、アウン・ダーダート村、トゥーハール村を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のカズアリー村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(10月23日付)によると、トルコ軍の無人航空機1機がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のミールカー・ミーラー村を攻撃した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

**

一連の攻撃は、トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で、銃撃があり、5人が死亡、22人が負傷した事件を受けたもの。

事件発生を受けて、トルコのアリ・イェルリカヤ内務大臣は、実行犯がクルディスタン労働者党(PKK)のメンバーである可能性が高いとの味方を示した。

AFP, October 23, 2024、Anadolu Ajansı, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.