ロバート・ケネディ・ジュニア氏:「トランプ氏はシリア北東部に駐留する米軍を撤退させる意思がある」(2024年11月7日)

米大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支援した元民主党のロバート・ケネディ・ジュニア氏は、11月6日(米東部時間5日)にコメンテーターのタッカー・カールソン氏がフロリダ州マー・ア・ラゴからYouTubeで配信した選挙解説に出演し、トランプ氏がシリア北東部に駐留する米軍を撤退させる意思があると述べた。

ケネディー氏はこのなかで、次のように述べた。

我々が中東について話し合っているとき、トランプ氏は紙を取り出して、中東の地図を描き、そこにすべての国を書き込んでいった。こうしたことをほとんどの米国人はできない。
トランプ氏は、とくにシリアとトルコの国境に注目し、「シリアとトルコの国境には500人の兵士と砲撃に晒されている小規模な基地がある」と話していた。
トランプ氏は、「トルコには75万人の兵士、シリアには25万人いる」と言っていた…。それが体制側の兵士(シリア軍)を指すのか、「シリア民主軍」を指すのか、あるいはその両方を指しているのかは明言しなかった…。 だが、「もし彼らが衝突すれば、我々はその間に挟まれてしまう。対立する勢力の間で戦闘が勃発すれば、我々は砲弾の餌食になるだろう」と話し、最後にシリア駐留米軍を「撤退させよう」と締めくくった。

AFP, November 7, 2024、ANHA, November 7, 2024、‘Inab Baladi, November 7, 2024、Reuters, November 7, 2024、SANA, November 7, 2024、SOHR, November 7, 2024などをもとに作成。

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