アレッポ県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーの支援を受ける民兵組織のバキーヤトッラー大隊が、第406指導者ナスルッラー大隊の名で新たな武装部隊を発足させた。
第406指導者ナスルッラー大隊は、シーア派(12イマーム派)住民が多いヌッブル市とザフラー町の若者らのリクルートを始め、メンバーには月120万シリア・ポンド(約12,000円)の給与が支払われるという。
また、バキーヤトッラー大隊は、米国、イスラエル、反体制派と戦うために結成され、イラク国内での作戦にも参加している。
なお、「シリアのヒズブッラー」(シリア・イスラーム抵抗)は9月14日、ヒズブッラーの指示を受けて、ハマー県イスリヤー村一帯で、メンバーの募集を開始していた。
募集は18歳から45歳の男性を対象とし、メンバーには、既婚者であれば月200万シリア・ポンド(約20,000円)、未婚者であれば180万円(約18,000円)の報酬が与えられる。
AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。
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