ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カシュクール地区、カッバース地区、ドゥワイラア地区、タッバーラ地区、バーブ・シャルキー地区、バーブ・トゥーマ地区、カッサーア地区、さらにはダマスカス郊外県のジャルマーナー市などで、宗派対立を煽ろうとする試みを阻止し、国民の団結を訴えるデモが行われた。
デモは、ハマー県スカイラビーヤ市でウズベキスタン人戦闘員がクリスマス・ツリーに放火するの事件などが相次いでいることを受けたのも。
また、シリア人権監視団は、ダマスカス郊外県クドスィーヤー市郊外、カタナー市、ダマスカス県マシュルーウ・ドゥンマル地区などで、シリア軍事作戦総司令部に所属する武装組織メンバーや総合治安局(総合治安機関)メンバーを名乗る武装集団による脅迫や嫌がらせが過去数日間で数十件と多発し、住民の間で不安が高まっていると発表した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市とミスヤーフ市を結ぶ街道沿線のラビーア村に至る交差点で、裁判官3人が何者かによって殺害され、遺体で発見された。
殺害されたのは、ミスヤーフ市出身のムンズィル・ハサン氏とマフムード・ハンムード氏、カドムース市出身のユースフ・ガンヌーム氏。
また、正体不明の武装集団がアラウィー派が暮らすジャドリーン村を襲撃し、家具などを略奪した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヤフムール村で正体不明の武装集団が「シャッビーハ」との疑いをかけられていた男性1人を殺害した。
一方、国営のシリア・アラブ通信(SANA)はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/syrianarabnews/)で、総合治安局(総合治安機関)は、ヒムス市各所でクリスマスと新年の祝典の安全を確保するために必要な措置を講じたと伝えた。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、総合治安局(総合治安機関)がラタキア市のアイン・タムラ地区で指名手配中の武装勢力メンバーの自宅を強襲し、戦闘の末にこれを逮捕した。
一方、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン県知事は、ギリシャ正教会大司教区を訪れ、アスナシオス・ファフド大司教と会談、新年に向けた治安対策について意見を交わした。
『ワタン』がフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/AlWatanNewspaper.sy/)で伝えた。
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クナイトラ県では、シリア軍事作戦総司令部の使節団が地元の名士や住民と会談し、サービス機関の活性化、住民のニーズへの対応について意見を交わした。
『ワタン』はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/AlWatanNewspaper.sy/)で伝えた。
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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ドゥライキーシュ市に武装集団の車列が侵入、戦闘員らが民家を強襲した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市近郊で、正体不明の武装集団が和解男性2人を襲撃、1人を殺害、1人を負傷させた。
AFP, December 24, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 24, 2024、ANHA, December 24, 2024、‘Inab Baladi, December 24, 2024、Reuters, December 24, 2024、Sham FM, December 24, 2024、SANA, December 24, 2024、SOHR, December 24, 2024、Syriafree25, December 24, 2024、al-Watan, December 24, 2024などを参照。
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