タス通信によると、ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)は、シリアに対する欧米諸国のすべての経済制裁を早急に解除することを支持すると強調した。
ロシア外務省のホームページが引用したボグダノフ外務副大臣兼大統領特使の発言は以下の通り。
たとえ、シリア情勢が西側の歪んだ論理に基づいて見られたとしても、根本的な変化とバッシャール・アサド政権の崩壊を経た今、ダマスカスに対する制裁圧力を続けることはもはや何の意味も持たない、と我々は考えている。
現状において、シリア危機に対する対立的かつ政治的なアプローチを放棄し、国際社会の努力を結集して、シリア国民への効果的な支援を提供し、危機後の復興を促進することが必要である。
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