シャルア暫定大統領はロシアのヴラジーミル・プーチン大統領と電話会談:プーチン大統領はシリアの領土の一体性、主権、安定のためにシリアを支援することを確認、前政権と交わした協定を再考する用意があると表明(2025年2月12日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領はロシアのヴラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行った。

会談のなかで、プーチン大統領はシャルア暫定大統領の就任に祝意を伝えた。

シャルア暫定大統領は、両国の戦略的関係、シリア国民の利益に資し、その治安と安定を強化しようとするすべての当事者に対してシリアが開かれた開かれた国であることを確認した。

両首脳は新生シリアの建設の政治的方途など、シリアの現状についての見方について意見を交わした。

プーチン大統領は、シリアの領土の一体性、主権、安定のためにシリアを支援することを確認、前政権と交わした協定を再考する用意があると表明した。

また、シリアに対する経済制裁の解除の必要を確認、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣をモスクワに正式に招待した。

タス通信が伝えたところによると、ロシア大統領府も、会談でシリアの現状について深い意見交換が行われ、プーチン大統領は、シリアの領土の一体性、主権、平和を支持し、社会・経済状況の改善に向け、人道支援などの支援を継続する用意があることを確認、両首脳は二国間協力関係発展のために連絡を撮り続けることで合意したと発表した。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、モーリタニアのムハンマド・ワラド・シャイフ・ガズワーニー大統領から就任を祝福する書簡を受け取った。

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