ヤースィル・ファルハーン独立調査国民委員会報道官:「調査を30日以内に完了し、大統領府と司法機関に報告する」(2025年3月10日)

SANAによると、独立調査国民委員会のヤースィル・ファルハーン報道官が情報省のプレスホールで記者会見を行った。

記者会見でのファルハーン報道官の発言の骨子は以下の通り。

大統領は、痛ましい出来事の調査と真相究明のために、独立国民委員会を設立する決定を下した。同委員会は5人の判事、1人の准将、人権擁護弁護士によって構成される。
委員会はその独立性を強調し、中立性、公正性の基準を守り、関係する出来事に関する偏った情報源から距離を置き、公開されている報告書に基づいて活動する。
法の上に立つ者はおらず、委員会の権限内で違反に関与した者はすべて対象となり、委員会が得た結果は大統領府と司法機関に提出される。
委員会は現地に赴き、目撃者の証言を直接聞き取る。SNS上に投稿された動画などの情報だけには頼らない。
調査を30日以内に完了することを目指す。国際協力を歓迎するが、基本的には国内の資源を活用する方針である。
調査の結果は公表せず、証人のプライバシーを保護し、結果は司法および専門の裁判所に提出する。
証人リストの作成を進め、証言を希望する証人に対しては、証人保護プログラムの下で安全を確保する。



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