イナブ・バラディー、シリア人権監視団などによると、ダマスカス県のウマウィーイーン広場での祝賀行事中に参加者らの激しい押し合い、発煙する花火や弾薬によって、死者や失神者が発生、ダマスカス県当局は、市民に対し、同広場およびその周辺へ近づかないよう呼びかけた。
また、イナブ・バラディーによると、事態を受けて、ダルアー市と首都ダマスカスを結ぶ街道が封鎖された。
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保健省(フェイスブック)によると、ダマスカス県での祝賀行事で、医療処置(応急対応)が行われたのは247件、病院への搬送が18件、死亡が1人(慢性的な心臓疾患を抱えていた17歳の少年が煙と混雑により窒息死亡)した。
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タルトゥース県のバーニヤース郡広報局(フェイスブック)によると、バーニヤース市で無差別発砲により男性1人が死亡した。
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シリア・アラブ赤新月社(テレグラム)によると、各県でボランティア・チームが祝賀会場で、窒息、意識不明、低血圧などへの対応にあたったと発表した。
各県での対応件数は以下の通り:
ダマスカス県:現場での応急処置200件。5人の負傷者を病院へ搬送、187人の迷子への対応、36件の心理的初期支援を実施。2人の移動診療所が260名以上に医療ケアを提供。
アレッポ県:現場での応急処置59件
ハマー県:現場での応急処置14件。15人の迷子への対応、23名の失神・負傷者を病院へ搬送。
イドリブ県:現場での応急処置38件。6人を治療のために病院へ搬送。移動診療所によって50人の患者に医療サービスを提供。3人の迷子に対応。
ラタキア、タルトゥース県:22人の負傷者に現場で応急処置、3人を病院に搬送
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