シリア反体制勢力の動き(2014年8月25日)

アレッポ県では、県北部で活動する反体制武装集団5組織が共同声明を出し、「ナフルワーン・シャームの戦い作戦司令室」の結成を発表、ダーイシュ(イスラーム国)と対抗する意思を示した。

作戦司令室はウンム・フーシュ村から対トルコ国境地帯からダーイシュ(イスラーム国)を放逐することを目的とするという。

共同声明発表に参加した武装集団は以下の通り:

1. ムジャーヒディーン軍
2. ヌールッディーン・ザンキー運動
3. ハズム運動
4. イスラーム戦線
5. シャーム軍団

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サウジアラビア人説教師でシリア国内に潜伏中だとされるアブドゥッラー・ムハイスニー氏はツイッターで、ハマー県ムハルダ市に対するシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の攻撃に、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が参加していると綴った。

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ハサカ県では、ARA News(8月6日付)によると、野党の国民青年公正成長党政治局は、ダマスカス大学、ティシュリーン大学(ラタキア市)での学期末試験を受験する学生のために同党が行っていた航空チケット支給活動を、政府高官が禁じたことを強く非難した。

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シリア人権監視団は、2011年3月から2014年8月までの3年5ヶ月間におけるシリア軍および親シリア政府民兵(国防隊、人民防衛隊)によって殺害された死者数が11万人にのぼると発表した。

この数字は、同監視団が8月21日に発表した最新の犠牲者総数18万215人から、軍および親政権民兵の死者数6万8,780人を引いた数字とほぼ一致しており、この推計が正しいければ、「自由シリア軍」、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)などの反体制組織は民間人をほとんど殺害していないことになる。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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