シリア国内の暴力:ヌスラ戦線、イスラーム戦線、ハズム運動などがイドリブ県で攻撃を激化(2014年8月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディ・ダイフ軍事基地周辺の検問所、マストゥーマ軍事基地、イドリブ市郊外の煉瓦工場に対して、ジハード主義武装集団が砲撃を行い、シリア軍と交戦した。

ワーディー・ダイフ軍事基地周辺での戦闘により、シリア軍兵士3人が死亡したしたという。

これに関して、クッルナー・シュラカー(8月30日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム軍団、イスラーム戦線、ハズム運動、シリア革命家戦線、第13師団、第101師団、ガーブの鷹が「統一軍の戦い」を銘打って、ワーディー・ダイフ軍事基地に対する攻撃を激化させたと報じた。

これに対して、シリア軍はマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市一帯を空爆した。

このほか、イシュタブリク村(アラウィー派の村)周辺で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月30日付)によると、クマイナース村、マアッラト・ヌウマーン市、ナイラブ村、カフルラーター村、アルバイーン山一帯、クーリーン村、ラーマ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区に対し11回にわたり空爆を行うとともに、同地区内でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月30日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、ドゥーマー市、ザーキヤ町、ザバダーニー市をシリア軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(8月30日付)によると、アウジャ村、ハーン・シャイフ・キャンプ、ザバダーニー市、フライタ村郊外の無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市各所をシリア軍が空爆、またハルファーヤー市に「樽爆弾」を投下した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区一帯で、シリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア軍はアレッポ市ジャバル・バドルー地区に「樽爆弾」を投下し、子供1人と女性2人を含む4人が死亡した。

一方、SANA(8月30日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、航空士官学校周辺、歩兵士官学校周辺、ハーン・アサル村、ウンム・クラー町、ハイヤーン町、マーリア市、カフル・カルミーン村、ナイラブ航空基地周辺、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市スッカリー地区、ザバディーヤ地区、アンサーリー地区、旧市街、ライラムーン地区、アグユール交差点一帯、シュカイフ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月30日付)によると、ナブア・サフル村、西サムダーニーヤ村、マジュドゥーリーヤ村、ルワイヒーナ村周辺、ブライカ村周辺、ルワイヒーナ・ダム周辺などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月30日付)によると、アトマーン村東部、サムリーン村・ザムリーン村交差点、ジーザ町、インヒル市、ラジャート高原、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、ダルアー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月30日付)によると、ラッフーム村、ファーウシャーウィーシュ村、西サラーム村、マスアダ村、ウンム・リーシュ村、ジャズル・ガス採掘所周辺、ウンム・シャルシューフ村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ヒムス県で当局に投降した反体制武装集団メンバーら66人が、同県の国民和解会合委員会の支援のもと、免罪となり、釈放された。

AFP, August 30, 2014、AP, August 30, 2014、ARA News, August 30, 2014、Champress, August 30, 2014、al-Hayat, August 31, 2014、Kull-na Shuraka’, August 30, 2014、al-Mada Press, August 30, 2014、Naharnet, August 30, 2014、NNA, August 30, 2014、Reuters, August 30, 2014、SANA, August 30, 2014、UPI, August 30, 2014などをもとに作成。

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