シリア国内の暴力:イドリブでヌスラ戦線と「穏健な反体制派」の対立激化(2014年9月14日)

イドリブ県では、『ハヤート』(9月15日付)によると、ルージュ平原のバーリア村にあるシリア革命家戦線の拠点複数カ所をシャームの民のヌスラ戦線が襲撃し、シリア革命家戦線のクサイ・ムハンマド・アフマド司令官とその弟の2人を逮捕し、処刑した。

ヌスラ戦線の襲撃は、数日前にジスル・シュグール市郊外のカニーヤ村でヌスラ戦線のアブー・マシャーリー・シャルイー氏が殺害されたことの報復だったという。

一方、SANA(9月14日付)によると、バーリア村、ダブシーヤ村、ダイル・サンバル村、ジャッブーラ、アブー・ズフール町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥッハーニーヤ町一帯、シリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、銅町の大部分を制圧した。

この戦闘でシリア軍士官1人と兵士5人、ヌスラ戦線戦闘員ら13人以上が死亡した。

複数の活動家によると、ドゥッハーニーヤ町一帯での戦闘には、マーヒル・アサド准将が司令官を務める第4師団などの将兵約70人(アリー・ムハンマド・アリー大佐、ラダー・マフルーフ中佐ら)が参戦している、という。

なお、スィラージュ・プレス(9月14日付)は、アサド政権支持者がSNSなどで、ラダー・マフルーフ大佐が戦死したとの書き込みを行っている、と報じた。

マフルーフ大佐は空軍情報部ダマスカス支部長。

一方、SANA(9月14日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月14日付)によると、ハミーミーヤ村、ズィルバ村、ドゥライヒム平原、フワイジーニーヤ村、ウワイジャ地区、ラドワーニーヤ村、ジャッブール村、ダイル・ハーフィル市、アフタリーン市、ハーディル村、アレッポ市ナアナーイー広場西部、アレッポ城北部、ラーシディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月14日付)によると、ヌアイマ村、ジーザ町、ブスラー・シャーム市、インヒル市・ジャースィム市街道、ラジャート高原、西ガーリヤ村、アトマーン村周辺、サムリーン村周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(9月14日付)によると、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月14日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市、ウンム・サフリージュ村、マクサル・ヒサーン村、カフルラーハー市・タッルドゥー市交差点で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 14, 2014、AP, September 14, 2014、ARA News, September 14, 2014、Champress, September 14, 2014、al-Hayat, September 15, 2014、Kull-na Shuraka’, September 14, 2014、al-Mada Press, September 14, 2014、Naharnet, September 14, 2014、NNA, September 14, 2014、Reuters, September 14, 2014、SANA, September 14, 2014、Siraj Press, September 14, 2014、UPI, September 14, 2014などをもとに作成。

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