反体制サイトのドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)によると、タルトゥース市内のアリード通りなど中心街で「アラウィー派」の若者が「現体制と反体制派双方のすべての幹部の退陣」を求めるデモを行った。
治安当局はデモ参加者「全員」を逮捕し、軍事情報局に連行したという。
タルトゥース市では、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線との戦闘で犠牲となった将兵の遺族の間で不満が鬱積していたが、ワーイル・ハルキー内閣が最近になって立ち上げたタルトゥース市の観光開発事業(1億20万ドル相当)がこうした感情を逆なでしたと見られている。
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ARA News(10月15日付)によると、イラク・クルディスタン地域自治政府実効支配下のドホーク市で、マスウード・バールザーニー大統領主催で、シリア・クルド国民評議会、民主統一党、民主連合運動(TEV DEM)の代表者が会合を開き、アイン・アラブ市を含む「西クルディスタン地域」情勢への対応などについて協議した。
ARA News, October 15, 2014、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2014をもとに作成。
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