シリア政府の動き:外務省は緩衝地帯設置を断固拒否(2014年10月15日)

外務在外居住者省は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)への対応を協議するための米国など22カ国軍首脳会談に関して、「主権と領土保全のために必要な措置を講じるため、友好国と対話を行う」としたうえで、「いかなる口実であれシリア領内に緩衝地帯を設置することを断固として拒否し、シリア領空での外国軍の軍事的介入も拒否する」と発表した。

そのうえで「トルコ領内に緩衝地帯を設置しようとするトルコの試みは、国連憲章、国際法に反している…。またテロとの戦いにかかわる安保理決議にも違反している」と非難した。

AFP, October 15, 2014、AP, October 15, 2014、ARA News, October 15, 2014、Champress, October 15, 2014、al-Hayat, October 16, 2014、Kull-na Shuraka’, October 15, 2014、al-Mada Press, October 15, 2014、Naharnet, October 15, 2014、NNA, October 15, 2014、Reuters, October 15, 2014、SANA, October 15, 2014、UPI, October 15, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.