米軍などによるシリア爆撃:米軍がイラク・クルド自治区の武器・弾薬・医療物資をアイン・アラブに投下(2014年10月20日)

米中央軍司令部は声明を出し、米軍C130輸送機が、イラク・クルディスタン自治政府が供与した武器・弾薬・医療物資をアイン・アラブ市に投下したと発表した。

これに関して、ジョン・ケリー米国務長官は、トルコ政府に武器弾薬のアイン・アラブ市への投下を事前通告したことを明らかにした。

またイラクのクルディスタン愛国同盟(PUK)は声明を出し、アイン・アラブ市への空路での軍事支援をめぐる米国との10日にわたる交渉の結果、米空軍がPUKが用意した武器・兵站・医療物資24トンをアイン・アラブ市に投下したと発表した。

イラク・クルディスタン地域自治政府のマスウード・バールザーニー大統領も、自治政府がアイン・アラブ市に向けて武器、弾薬、装備を搬出したとしつつ、「地理的理由によりさらなる支援が阻まれている」と主張、「コバネ(アイン・アラブ)市への支援と保護のため米国とトルコ政府との折衝を継続する」と発表した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、アイン・アラブ市近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点など20カ所を空爆し、車輌5台、施設5棟を破壊した。

シリア人権監視団によると、米国など有志連合はアイン・アラブ市内自由広場近くのダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを空爆し、ダーイシュ戦闘員15人が死亡したという。

AFP, October 20, 2014、AP, October 20, 2014、ARA News, October 20, 2014、Champress, October 20, 2014、al-Hayat, October 21, 2014、Kull-na Shuraka’, October 20, 2014、al-Mada Press, October 20, 2014、Naharnet, October 20, 2014、NNA, October 20, 2014、Reuters, October 20, 2014、SANA, October 20, 2014、UPI, October 20, 2014などをもとに作成。

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