シリア人権監視団は、米国など有志連合によるシリアへの空爆による死者数が、9月23日から1ヶ月間で、553人にのぼったと発表した。
うちダーイシュ(イスラーム国)戦闘員は464人、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員は57人、民間人は32人で、死亡した戦闘員のほとんどが外国人だという。
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米国務総省報道官は、20日に米軍がアイン・アラブ市に投下した武器・弾薬・医療物資のコンテナ28個のうち2個が、ダーイシュ(イスラーム国)の制圧地域に落下、うち1個は米軍が着地前に破壊したが、もう1個はダーイシュの手に渡ったと思われると認めた。
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米中央軍によると、米国はアイン・アラブ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して4回、ダイル・ザウル県内の石油タンカーを2回空爆するなど、シリア、イラク領内で合わせて15回にわたり空爆、ダーイシュの石油精製所などを破壊した。
AFP, October 23, 2014、AP, October 23, 2014、ARA News, October 23, 2014、Champress, October 23, 2014、al-Hayat, October 24, 2014、Kull-na Shuraka’, October 23, 2014、al-Mada Press, October 23, 2014、Naharnet, October 23, 2014、NNA, October 23, 2014、Reuters, October 23, 2014、SANA, October 23, 2014、UPI, October 23, 2014などをもとに作成。
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