クッルナー・シュラカー(7月24日付)は、ダマスカス郊外県ザバダーニー市で籠城を続けるザバダーニー市地元評議会(ムハンマド・アリー・ダルサーニー議長)が22日付で、シャーム自由人イスラーム運動に、住民の避難に関するシリア軍との交渉を付託したと報じた。
付託に関する文書によると、市内には住民約1,000世帯がとどまっており、彼らの市外への避難が、国連を介してシリア政府とアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動との間で行われることになる。
シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、ヒズブッラー戦闘員がザバダーニー市一帯で、ジハード主義武装集団や地元の武装集団と交戦、シリア軍が同市各所を地対地ミサイルなどで攻撃した。
シリア軍はまた同市各所を戦闘機で4回にわたり空爆するとともに、ヘリコプターから「樽爆弾」4発を投下した。
またナブク市東部でも、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市内でのシリア軍、国防隊との戦闘で、自由シリア軍南部戦線を構成する武装集団のうちの「師団司令官1人、離反した大佐1人、二つの大隊の司令官2人、二つの部隊の司令官2人」が戦死した。
一方、SANA(7月24日付)によると、シリア軍がダルアー市内に潜入しようとしたシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を撃退、複数の戦闘員を殲滅した。
シリア軍はまた、ヌアイマ村、ビータール農場、タファス市を攻撃し、ヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市マイサル地区を「樽爆弾」で攻撃し、女性1人と子供3人が死亡した。
シリア軍はまた、マーリア市を砲撃した。
これに対して、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団は、シリア政府支配下にあるヌッブル市、ザフラー町、さらにはナイラブ航空基地内のシリア軍拠点を手製の迫撃砲などで攻撃した。
一方、SANA(7月24日付)によると、アレッポ市西部の科学研究センター一帯、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、ハーリディーヤ地区、カルム・タッラーブ地区、アターリブ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフル・ムーサー村をシリア軍が空爆し、子供1人を含む5人が死亡した。
シリア軍はまた、アリーハー市各所を3回にわたって空爆し、13人が負傷した。
これに対して、ファトフ軍は、シリア政府支配下にあるカファルヤー町、フーア市周辺で、シリア軍、国防隊と交戦した。
一方、SANA(7月24日付)によると、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、タラブ村、ダブシーヤ村、アブー・ズフール町、アリーハー市、ビンニシュ市、タッル・ザルダーナー市、トゥウーム村、タマーニア町などをシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
これに対して、シャームの民のヌスラ戦線らは、フーア市、カファルヤー町を砲撃した。
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ヒムス県では、SANA(7月24日付)によると、カフルラーハー市、タイバ村、タッル・ザハブ町、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、SANA(7月24日付)によると、ブーズダーク山、ダッラ村、ドゥワイリカ村、スッカリーヤ村、マルジュ・フーハ村、シャラフ村を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(7月24日付)によると、ジャバーター・ハシャブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, July 24, 2015、AP, July 24, 2015、ARA News, July 24, 2015、Champress, July 24, 2015、al-Hayat, July 25, 2015、Iraqi News, July 24, 2015、Kull-na Shuraka’, July 24, 2015、al-Mada Press, July 24, 2015、Naharnet, July 24, 2015、NNA, July 24, 2015、Reuters, July 24, 2015、SANA, July 24, 2015、UPI, July 24, 2015などをもとに作成。
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