米軍はラッカ市近郊で空挺作戦を実施し、ダーイシュのメンバー多数を殺害、司令官1人を拘束(2017年6月1日)

ラッカ県では、『ハヤート』(6月2日付)によると、米軍がラッカ市北部のシュナイナ村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空挺作戦を実施した。

空挺作戦は米空軍ヘリコプター6機が参加して実施され、シュナイナ村に降下した空挺部隊は、ダーイシュと交戦し、戦闘員多数を殺害、また司令官1人を拘束したという。

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同じく、ラッカ県では、ARA News(6月1日付)によると、タブカ市とラッカ市の間に位置するマンスーラ市一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

『ハヤート』(6月2日付)によると、シリア民主軍はまた、米主導の航空支援を受けバアス・ダム南側の入口一帯でダーイシュとの戦闘を続け、マンスーラ市南部のアブー・シャジャラ村を制圧した。

AFP, June 1, 2017、AP, June 1, 2017、ARA News, June 1, 2017、Champress, June 1, 2017、al-Hayat, June 2, 2017、Kull-na Shuraka’, June 1, 2017、al-Mada Press, June 1, 2017、Naharnet, June 1, 2017、NNA, June 1, 2017、Reuters, June 1, 2017、SANA, June 1, 2017、UPI, June 1, 2017などをもとに作成。

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