YPG主体のシリア民主軍はラッカ市解放に向けた大規模作戦を開始し、同市内東部のマシュラブ地区を制圧(2017年6月6日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令部(タラール・サッルー報道官)はラッカ県の北15キロの地点に位置するハズィーマ村で声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市の解放に向けた大規模作戦を開始すると発表した。

声明によると、この作戦には、16の武装組織、ラッカ文民評議会、シリア民主評議会、現地の名士・部族長が参加しているという。

ANHA, June 6, 2017

作戦に参加している武装組織は以下の通り:

人民防衛隊(YPG)
女性防衛隊(YPJ)
革命軍
クルド戦線
北部民主旅団
部族軍団
ヒムス特殊任務旅団
ラッカの鷹
解放(タフリール)旅団
サラージカ旅団
サナーディード軍団
シリア正教軍事評議会
マンビジュ軍事評議会
ダイル・ザウル軍事評議会
シリア・エリート部隊
自治防衛部隊

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ARA News(6月6日付)によると、シリア民主軍はこれにより、ラッカ市内東部のマシュラブ地区に突入、同地を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍はまたラッカ市北部のダーイシュの拠点の一つ第17師団基地に対する攻撃も継続した。

なお、シリア民主軍によると、ラッカ市にはダーイシュの戦闘員3,000人から4,000人が籠城しているという。

AFP, June 6, 2017、ANHA, June 6, 2017、AP, June 6, 2017、ARA News, June 6, 2017、Champress, June 6, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 6, 2017、al-Mada Press, June 6, 2017、Naharnet, June 6, 2017、NNA, June 6, 2017、Reuters, June 6, 2017、SANA, June 6, 2017、UPI, June 6, 2017などをもとに作成。

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