YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部のダーイシュの戦略的要衝第17師団基地を制圧(2017年6月8日)

ラッカ県では、ARA News(6月8日付)によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市北部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ダーイシュの戦略拠点第17師団基地と砂糖工場を制圧した。

これにより、シリア軍はラッカ市北部入口から約850メートルの地点にまで進軍した。

Kull-na Shuraka’, June 8, 2017

シリア民主軍はまた、ダーイシュとの戦闘の末、ラッカ市内西部のジャズラ地区を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍はラッカ市内東部のマシュラブ地区一帯、工業地区一帯、同市北部郊外の第17師団基地一帯でダーイシュと交戦した。

一方、SANA(6月8日付)によると、米主導の有志連合はラッカ市西部のジャズラ地区にある住宅ビルを空爆し、住民14人を殺害、また多数が負傷した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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