シリア軍はダイル・ザウル市一帯などでダーイシュとの戦闘を続ける(2017年6月21日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村を空爆し、女性と子供を含む市民14人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ハミーディーヤ地区を空爆、これに対してダーイシュ(イスラーム国)はシリア政府支配下のジャウラ地区を砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ジュバイラ地区、開発地区、墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、サヌーフ丘、ティーム油田、ハウィーカ地区、労働者住宅地区を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部郊外のパイプライン一帯、ティバーラト・ディーバ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、ダイル・ザウル県での作戦に参加中にダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、被弾したシリア空軍ヘリコプターがカーミシュリー国際空港に併設されている航空基地に不時着した。

Kull-na Shuraka’, June 21, 2017

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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