ロシア・シリア両軍はクナイトラ県、ダマスカス郊外県、ハマー県、イドリブ県で爆撃を実施(2017年9月26日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるシャフム丘、第90旅団を爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、シリア軍がバイト・ジン村一帯を爆撃した。

また戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市など東グータ地方一帯を空爆した。

一方、SANA(9月26日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団はハラスター市郊外を砲撃した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、アレッポ市マイサル地区のワフダ・パン製造工場内で爆発が発生した。

一方、ホワイト・ヘルメット幹部でアレッポ県の広報局長を務めるというイブラーヒーム・アブー・ライス氏が、クッルナー・シュラカー(9月26日付)に対して、ロシア軍が県東部の町や村を空爆し、民間人10人が死亡、25人以上が負傷した、と述べた。

Kull-na Shuraka’, September 26, 2017

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、ハーッラ市とズィムリーン村を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、近くを走行していたアバービール軍の車輌に乗っていたナースィル・ムハースィナ司令官ら4人が死亡した。

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『ハヤート』(9月27日付)によると、ロシア・シリア両軍は、シャーム解放機構が活動を続けるハマー県北部、イドリブ県一帯に対して激しい空爆を続けた。

一方、SANA(9月26日付)によると、ハマー県スカイラビーヤ市とムハルダ火力発電所一帯を反体制武装集団が砲撃し、子供1人が死亡、子供2人を含む5人が負傷した。

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スワイダー県では、SANA(9月26日付)によると、反体制武装集団がスワイダー市とサアラ村を結ぶ街道を移動中の車を攻撃し、1人を殺害した。

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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