ダーイシュはシリア軍が解放したばかりのブーカマール市の約40%を奪還(2017年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が9日にシリア軍、イラク人民動員隊、ヒズブッラーなどによって制圧されたばかりのブーカマール市に対して反転攻勢をかけ、同市の約40%を奪還した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはシリア軍側がブーカマール市を制圧した直後の9日晩から、反転攻勢を開始し、10日早朝までには同市北部と北東部の複数の街区を奪還したという。

なお、人口12万人を擁していたブーカマール市の住民はみな、ダーイシュの支配を避けて避難していた。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

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