ロシア軍戦略爆撃機がダイル・ザウル県のダーイシュ拠点を爆撃するなか、ダーイシュがユーフラテス川右岸で反撃(2017年11月24日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が複数の地元筋の話として、ダーイシュがダイル・ザウル県でユーフラテス川右岸(西岸)でシリア軍に対して反撃し、クーリーヤ市とアシャーラ市を奪還したと伝えた。

これに対して、シリア軍はダブラーン村、ハジーン市などを激しく空爆したという。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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