リヤド2会合出席者はジュネーブ8会議に向けて反体制派の統一代表団の人選を進める(2017年11月26日)

『ハヤート』(11月27日付)は、サウジアラビアのリヤドで開かれた反体制派全体会合(リヤド2会合)の出席者約140人は、28日に開幕予定のジュネーブ8会議に向けて、反体制派の統一代表団の人選を続け、36人を選定する見込みだと伝えた。

同紙によると、統一代表団の内訳はシリア革命反体制勢力国民連立および同組織に近い無所属が8人、民主的変革諸勢力国民調整委員会が5人、反体制武装集団が7人(以上がリヤド・プラットフォーム)、カイロ・プラットフォームが4人、モスクワ・プラットフォームが4人となる見込み。

また代表団長は1.ナスル・ハリーリー氏(シリア革命反体制勢力国民連立)、副団長は2.ジャマール・スライマーン氏(カイロ・プラットフォーム)、3.ハーリド・マハーミード氏(カイロ・プラットフォーム)、4.ヒンナーディー・アブー・アラブ氏が務めるという。

なおその他、代表団に選出される見込みの活動家は以下の通り:

5.アブドゥッラフマーン・ムスタファー、6.バドル・ジャームース、7.ハーディー・バフラ、8.ラバー・ハッブーシュー、9.ハワーッス・ハリール、10.アブドゥルイラーフ・ファフド、11.アフマド・サイイド・ユースフ、12.バッシャール・ズウビー、13.ムハンマド・ハーッジ・アリー、14.アフマド・アウダ、15.ラーカーン・フダイル、16.ヤースィル・アブドゥッラヒーム、17.ハサン・ハーッジ・アリー、18.ムハンマド・アッルーシュ、19.ヤフヤー・アリーディー、20.ターリク・クルディー、21.アウド・アリー、22.バスマト・カドマーニー、23.サミーラ・ムバイイド、24.ファドワー・ウジャイリー、25.ハサン・アブドゥルハズィーム、26.アイマン・アスラーウィー、27.イリヤス・ムフリジュ、28.ナシュアト・トゥアイマ、29.ウルーバ・ミスリー、30.ムハンナド・ドゥライカーン、31.サーミー・ジャービー、32.ユースフ・サルマーン、33.フィラース・ハーリディー、34.ムニール・ダルウィーシュ、35.カースィム・ハティーブ、36.サフワーン・アッカーシュ。

なお、統一代表団の意思決定は、多数決を原則とし、36人中26人の同意を必要とする旨定められたという。

また、カイロ・プラットフォームの代表を務めるアブドゥッサラーム・ナジーブ氏は、自らのブロックとモスクワ・プラットフォームがジュネーブ8会議のすべての会合に参加することを統一代表団参加の条件とし、また統一代表団のメンバーを削減する場合は、両プラットフォーム以外のメンバーを削減することを合わせて条件として出しているという。

AFP, November 26, 2017、ANHA, November 26, 2017、AP, November 26, 2017、ARA News, November 26, 2017、Champress, November 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2017、al-Hayat, November 27, 2017、al-Mada Press, November 26, 2017、Naharnet, November 26, 2017、NNA, November 26, 2017、Reuters, November 26, 2017、SANA, November 26, 2017、UPI, November 26, 2017などをもとに作成。

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