ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、県南西部のシャイフ山(ヘルモン山)一帯で活動を続けるヘルモン山部隊連合が、バイト・ジン村を爆撃するシリア軍ヘリコプターを撃墜したと発表、その映像(https://youtu.be/A2HBwv4bHlo)を公開した。
搭乗員は死亡したという。
これに関して、シリア軍は、反体制武装集団の攻撃でヘリコプターが撃墜され、ヒムス県マリーミーン村出身のカマール・イブラーヒーム大佐が戦死したと発表した。
『ハヤート』(12月2日付)によると、シャイフ山部隊連合が活動するバイト・ジン村一帯やクナイトラ県北部は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の支配下にある。
一方、東グータ地方では、「彼らが不正を働いた」と銘打たれた戦闘に参加するシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団は、ハラスター市郊外の車輌管理局一帯でシリア軍との戦闘を続けた。
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アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(12月2日付)によると、シャーム解放機構が県南部でシリア軍に対する反転攻勢を行い、ヒルバト・フワイシュ村を奪還した。
AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, December 2, 2017などをもとに作成。
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