AFPはトルコ軍が爆撃で破壊したアレッポ県アフリーン市近郊にあるアイン・ダーラ神殿の写真を公開(2018年2月1日)

AFP(2月1日付)は、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ県アフリーン市一帯に対するトルコ軍の「オリーブの枝」作戦で破壊されたアイン・ダーラ神殿の写真を掲載した(http://www.afpbb.com/articles/-/3160723?pid=19767221)。

シリア人権監視団によると、遺跡は1月26日のトルコ軍の越境爆撃によって破壊されたという。

アイン・ダーラ神殿は、鉄器時代のヒッタイト新王国の神殿で、紀元前1300年頃から紀元前700年頃にかけて建設された。

1982年に発見され、玄武岩できた巨大なライオン像で知られる。

西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の文化財保護当局によると、爆撃によって4~5割が破壊された。

被害を免れたのは神殿の後部のみで、ライオン像1体も破壊された。

AFP, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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