ジュネーブ会議に参加する反体制派の最高交渉委員会「ソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会が国連の傘下に入るのであれば前向きに対処する」(2018年2月1日)

ジュネーブ会議に参加する反体制派の一つ最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表はトルコのイスタンブールで記者会見を開き、1月30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会で設置が承認された制憲委員会に関して、「我々はソチでの制憲委員会の設置を受け容れない。シリアには新憲法が必要だ」と拒否の姿勢を示した。

しかし、ハリーリー代表は、「国連安保理決議第2254号の規定に従い、国連の傘下に置かれるのであれば、制憲委員会に対して前向きに対処する」と条件付きで、制憲委員会を認める姿勢も示し、同決議に従い、シリア軍の包囲下にある居住地への攻撃停止と人道支援物資の搬入を呼びかけた。

『ハヤート』(2月2日付)などが伝えた。

al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018

AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。

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