トルコによるアフリーン占領を受け、YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部でのダーイシュとの戦いを中止(2018年3月19日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のライラウィー・アブドゥッラー「ジャズィーラの嵐」作戦司令室報道官は、ダイル・ザウル県東部で米主導の有志連合の支援を受けて継続していたダーイシュ(イスラーム国)に対する戦いを中止すると発表した。

RT(3月20日付)が伝えたところによると、アブドゥッラー報道官は「トルコによるアフリーン市占領を受け、ダーイシュに対する我々の作戦は実質的に停止した。我々の部隊はユーフラテス川東岸地域から撤退し、アフリーンでトルコの攻撃に対峙する」と述べた。

AFP, March 20, 2018、ANHA, March 20, 2018、AP, March 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 20, 2018、al-Hayat, March 21, 2018、Reuters, March 20, 2018、RT, March 20, 2018、SANA, March 20, 2018、UPI, March 20, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.