ハジャル・アスワド市一帯でシリア軍とダーイシュの攻防続く(2018年5月7日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月7日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

これにより、シリア軍はハジャル・アスワド市北部の建物群複数カ所を制圧した。

SANA, May 7, 2018

一方、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、シリア軍によって支配地域を二分されたダーイシュは、シリア軍部隊への要撃を繰り返し、軍兵士や民兵31人が死亡したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機が県南部各所を爆撃した。

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ダルアー県では、『ハヤート』(5月8日付)によると、同地で活動を続ける反体制武装集団9組織が新たな武装連合体「ハーッラ自由人師団」を結成した。

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スワイダー県では、SANA(5月7日付)によると、アリーカ町とハッラーン市を結ぶ街道で爆弾2発が相次いで爆発し、街道を走行中の車が大破、乗っていた住民1人が負傷した。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

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