ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、報道向け声明を出し、複数の外国人専門家が、塩素ガスを装填した砲弾を用いて「化学兵器攻撃」を自作自演するため、イドリブ県に到着したと発表した。
イドリブ県の住民によると、英語を話す外国人専門家が過去2日間にわたり、「自作自演劇」を準備しているという。
また、ハマー県カフルズィーター市には、この「自作自演劇」に救援部隊として参加し、医療行為を演じ、捏造された現場を撮影するため、シリア人の一団(ホワイト・ヘルメット)がシリア北部から派遣され、待機しているという。
**
これに対して、カフルズィーター地元評議会のウマル・ハリール議長は、ドゥラル・シャーミーヤ(8月26日付)の取材に応じ、「ホワイト・ヘルメットが化学兵器攻撃を準備しているとロシアが主張し、政権が同様の嫌疑を強めるなか、カフルズィーターの住民は、政権とロシアが化学兵器攻撃を準備していると確信している」と述べた。
AFP, August 26, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 26, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018などをもとに作成。