サウト・アースィマ(10月25日付)は、サウジアラビアの支援を受け今年春までダマスカス郊外県東グータ地方で活動していたイスラーム軍の元司令官が、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の司令官として、同地方の若者を勧誘していると伝えた。
東グータ地方の若者の勧誘を行っているのはアブー・ヤースィーン・マンドゥーを名のる人物で、クドス旅団の本拠地であるアレッポ市(ハンダラート・キャンプ)から数週間前に東グータ地方に入ったという。
複数の消息筋によると、マンドゥー氏が勧誘した若者はこれまでに50人にのぼり、彼らは、総合情報部が発効した捜査免除許可証と月収65,000シリア・ポンド(約130米ドル)を受け取っているという。
なお、クドス旅団は先週、新たに加入した戦闘員30人を地中海岸地域でシリア軍を支援するために派遣したという。
AFP, October 25, 2018、ANHA, October 25, 2018、AP, October 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2018、al-Hayat, October 26, 2018、Reuters, October 25, 2018、SANA, October 25, 2018、Sawt al-‘Asima, October 25, 2018、UPI, October 25, 2018などをもとに作成。
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