アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月26日付)によると、トルコ国境に近い県北部の反体制派の拠点都市であるアアザーズ市の地元評議会は、住民に対して、シリア政府発行の身分証明書を破棄し、新たな身分証明書を取得するよう求める布告を発した。
同評議会によると、シリア政府発行の身分証明書は反体制派支配地域(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室所属組織支配地域)において無効で、新たな身分証明書を取得しなければ、学校、裁判所、警察などでの福祉サービスを受けられないという。
AFP, October 26, 2018、ANHA, October 26, 2018、AP, October 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2018、al-Hayat, October 27, 2018、Reuters, October 26, 2018、SANA, October 26, 2018、UPI, October 26, 2018などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.