シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がイドリブ県で旅客バスに発砲、子供1人を誤って殺害し、遺族に謝罪(2018年12月22日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、イドリブ市とバーブ・ハワー国境通行所を結ぶ街道に設置されたシャーム解放機構の検問所で、県北部の避難民キャンプからハマー県のラターミナ町に向かおうとしていた旅客バスが発砲を受け、10歳の子供1人が死亡、別の子供1人が負傷した。

旅客バスに発砲したのはシャーム解放機構。

これに関して、検問所の責任者の一人でシャーム解放機構メンバーのムスリム・シャーミーを名のる人物は、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月22日付)に対して、発砲した旅客バスがサルマダー市からやって来たことを明らかにしたうえで、運転手が制止を無視して、バスを走らせようとしたために発砲し、誤って子供を撃ってしまったと釈明した。

また、シャーム解放機構の渉外部門責任者だというイマードッディーン・ムジャーヒドを名のる人物が報道向け声明を出し、遺族に弔意を示し謝罪、再発防止を誓った。

al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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