ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、ハルーバ村、フライフィル村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃した。
これに対して「決戦」作戦司令室も、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市、ミラージャ村砲撃した。
また、ダール・カビーラ村一帯でシリア軍を狙撃し、兵士1人を殺害した。
一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るジスル・シュグール市で、同組織に自治を委託されているシリア救国内閣所属の検察官が正体不明の武装集団に撃たれて死亡した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のマナーラ村(タンジャラ村)一帯で砲撃戦を行った。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県西部の第46中隊基地一帯でシリア軍を狙撃、兵士1人を殺害した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市東のマアダーン町近郊の砂漠地帯で、親政権民兵の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、4人が死亡、3人が負傷した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある東ガーリヤ村でシリア軍第4師団の兵士が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。
また、ジャースィム市でも第4師団が狙われ、兵士1人が死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県24件、ラタキア県5件、アレッポ県5件、ハマー県5件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は36件。
一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。
AFP, December 12, 2020、ANHA, December 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 12, 2020、Reuters, December 12, 2020、SANA, December 12, 2020、SOHR, December 12, 2020などをもとに作成。
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