イドリブ県では、シリア人権監視団によると、M4高速道路沿線に位置する「決戦」作戦司令室支配下のナイラブ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦し、双方に死傷者が出た。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
また、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃、同地一帯で両者が交戦した。
一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアイン・ハムラー村にあるシャーム解放機構の検問所をオートバイに乗った武装集団が攻撃し、戦闘員1人を殺害した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるバイト・ハサヌー村一帯を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタッル・スルール村、カッラト・ウマル村、下シュマイル村を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県16件、ラタキア県11件、アレッポ県4件、ハマー県6件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は31件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, December 13, 2020、ANHA, December 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 13, 2020、Reuters, December 13, 2020、SANA, December 13, 2020、SOHR, December 13, 2020などをもとに作成。
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