国民解放戦線所属のナスル軍がハマー県ファターティラ村にあるシリア軍拠点を砲撃し、中尉1人を含む兵士4人が死亡(2021年2月6日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線所属のナスル軍が、シリア政府の支配下にあるファターティラ村にあるシリア軍拠点を砲撃し、中尉1人を含む兵士4人が死亡、8人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、バーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村、バイニーン村、カドゥーラ村、ルワイハ村、ハルーバ村、サーン村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村の国内避難民(IDPs)キャンプで、シリア軍第4師団の兵士が発砲し、女性1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県13件、ラタキア県2件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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