ヒューマン・ライツ・ウォッチはレポートを(http://www.hrw.org/news/2014/04/28/syria-new-barrel-bombs-hit-aleppo)と発表し、アサド政権が国連安保理決議第2139号に違反するかたちでアレッポ市を「樽爆弾」などで無差別攻撃していると批判した。
また同レポートでは、アサド大統領の立候補発表に合わせるかたちで、「アサド大統領は選挙について話すが、アレッポ住民が目の当たりにしている唯一の動きとは樽爆弾と無差別空爆という軍事行動だけだ」というナディーム・フーリー氏(HRW中東北アフリカ副局長)の言葉を掲載した。
同レポートは、反体制武装集団による無差別砲撃が行われた事例についても紹介しているが、アレッポ市での反体制運動を主導するシャームの民のヌスラ戦線などを強く批判してはいない。
なお同様のレポートは3月24日にも発表されている(http://www.hrw.org/news/2014/03/24/syria-unlawful-air-attacks-terrorize-aleppo)。
AFP, April 28, 2014、AP, April 28, 2014、ARA News, April 28, 2014、Champress, April 28, 2014、al-Hayat, April 29, 2014、Iraqinews.com, April 28, 2014、Kull-na Shuraka’, April 28, 2014、Naharnet, April 28, 2014、NNA, April 28, 2014、Reuters, April 28, 2014、SANA, April 28, 2014、UPI, April 28, 2014などをもとに作成。
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