シリア反体制勢力の動き(2014年5月8日)

ジハード・フィー・サビール・アッラー旅団が声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるラッカ市でのSNN特派員(ムウタッズ・ビッラー・イスマーイール氏)処刑(5日)に関して、報復を行うと宣言した。

ARA News(5月8日付)が伝えた。

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米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、ワシントンDCで、ウェンディー・シャーマン国務省政務担当次官、ジョン・マケイン上院議員(共和党)、カール・レヴィン上院議員(民主党)、ステニー・ホイヤー下院議員(民主党)、エリック・カントゥール下院議員(共和党)らと相次いで会談した。

連立メンバーのムンズィル・アークビーク氏によると、会談において、ジャルバー議長らはシャーマン次官から「我々はあなた方とともにある。我々はあなた方を支援したい。我々は、シリアの未来がアサドではなく、シリア国民の手にあるということを知っている」との言葉を受けたという。

またジャルバー議長らと会談した上下両院議員は、自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール参謀長との意見交換を争うように求めてきた、という。

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その後、のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、ジョン・ケリー国務長官と会談した。

『ハヤート』(5月10日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ首班を団長とする移行期政府使節団がカタールを訪問した。

使節団には、トゥウマ首班のほか、イブラーヒーム・ミールー財務経済大臣らが参加し、両者の協力関係について協議した。

ARA News(5月8日付)が伝えた。

AFP, May 8, 2014、AP, May 8, 2014、ARA News, May 8, 2014、Champress, May 8, 2014、al-Hayat, May 9, 2014、May 10, 2014、Iraqinews.com, May 8, 2014、Kull-na Shuraka’, May 8, 2014、Naharnet, May 8, 2014、NNA, May 8, 2014、Reuters, May 8, 2014、SANA, May 8, 2014、UPI, May 8, 2014などをもとに作成。

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