シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県とアレッポ県を砲撃し、子供2人を含む3人死亡、ロシア軍もイドリブ県を爆撃(2021年8月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるシャイフ・バフル村、バルシューン村を11回にわたり爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

またシリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッルザーフ町を砲撃し、男性1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタディール村が砲撃し、女児1人が死亡した。

また、子供1人が重傷を負い、トルコの病院に搬送されたが、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県15件、ラタキア県5件、アレッポ県5件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 10, 2021、ANHA, August 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 10, 2021、Reuters, August 10, 2021、SANA, August 10, 2021、SOHR, August 10, 2021などをもとに作成。

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