イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)は、テヘラン大学での講演で、シリア情勢への関与に関して、軍事支援を行っていないとしたうえで、同国での「テロとの戦い」のために軍事顧問を派遣していると述べた。
アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、シリアがロシアから軍事支援を受けていること、そしてイランによる武器供与が危機解決を阻害するとしたうえで、「イランの軍事顧問はシリア政府にテロとの戦いのための支援を行っていると発表した。我々は米国に、テロとの戦いに責任を負うとしてあなた方の制約に沿って、シリア国民を支援しなければならないと言ってきた」と述べた。
またアブドゥッラフヤーン外務副大臣は、イランが「シリア国内のすべての反体制勢力と接触し、国民対話実施を奨励している」と付言した。
メフル通信(5月26日付)が伝えた。
AFP, May 26, 2014、AP, May 26, 2014、ARA News, May 26, 2014、Champress, May 26, 2014、al-Hayat, May 27, 2014、Kull-na Shuraka’, May 26, 2014、al-Mada Press, May 26, 2014、Mehr News Agency, May 26, 2014、Naharnet, May 26, 2014、NNA, May 26, 2014、Reuters, May 26, 2014、SANA, May 26, 2014、UPI, May 26, 2014などをもとに作成。
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