ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月15日に難民328人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は732,367人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者335,472人(うち女性100,816人、子ども170,803人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,895人(うち女性119,116人、子ども202,419人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,822,156人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は961,647人(うち女性288,590人、子供490,144人)となった。
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一方、国内避難民10人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは10人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は10人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,599人(うち女性41,375人、子供34,045人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,195人(うち女性423,934人、子供677,811人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 16, 2021をもとに作成。
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