「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部のシリア軍拠点を地対地ミサイルで攻撃し、兵士複数が死傷(2022年1月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がバスラトゥーン村近郊に設置されているシリア軍の拠点を地対地ミサイルで攻撃し、兵士複数が死傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、スフーフン村、カンスフラ村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で軍事情報局のメンバー2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、ジッリーン村のリビア工場の近くで、住民2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

さらに、ダルアー市のダム街道地区では、軍事情報局の協力者が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反6件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 10, 2022、ANHA, January 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 10, 2022、Reuters, January 10, 2022、SANA, January 10, 2022、SOHR, January 10, 2022などをもとに作成。

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