パレスチナ・ファタハ中央委員会のラジューブ委員長がシリアを訪問し、ミクダード外務在外居住者大臣と会談(2022年1月9日)

ファタハ(パレスチナ国民解放運動)中央委員会のジブリール・ラジューブ委員会(少将)を団長とする使節団がシリアを訪れ、首都ダマスカスでファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

SANA(1月9日付)によると、ラジューブ委員長は会談冒頭、アサド大統領に宛てたパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領の親書をミクダード外務在外居住者大臣に手渡した。

ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアがパレスチナ人民の権利回復を支持し、パレスチナとともにイスラエルの占領、侵略、国際法違反に対抗する意思を改めて示すとともに、パレスチナ諸派間の統合と対話が重要だとの見解を示した。

これに対して、ラジューブ委員長は、パレスチナ国家樹立と難民帰還実現への決意を述べたうえで、「テロとの戦い」におけるシリアの勝利に祝意を述べ、シリア国民に対する一方的制裁が解除されることを主唱した。

AFP, January 9, 2022、ANHA, January 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2022、Reuters, January 9, 2022、SANA, January 9, 2022、SOHR, January 9, 2022などをもとに作成。

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