イドリブ県で活動する複数の武装集団が24日、「ファトフ軍」の名で合同作戦司令室を設置し、イドリブ市の制圧、さらにはアサド政権打倒をめざすとする声明を発表した。
これに関して、『ハヤート』(3月26日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、スンナ軍、シャーム軍団、シャームの鷹旅団、ハック旅団、アジュナード・シャームが参加していると伝えた。
しかし、ARA News(3月25日付)は、複数の反体制筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線がファトフ運動への参加を拒否したと伝えるとともに、別の消息筋の話として、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官がイドリブ市攻略をジハード主義武装集団に要請したことに対し、ヌスラ戦線が拒否の姿勢を示したと付言した。
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一方、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官は、シャームの民のヌスラ戦線などによるイドリブ市への攻勢に関して、アラビー・ジャディード(3月25日付)に「我々はフーア市、カファルヤー町といった政権の町を攻撃することを優先に考えている…。仮にイドリブ市への攻撃に参加したとしても、これまでの戦いと同様、民間人の保護という厳格なルールに従う」と述べ、ヌスラ戦線との共闘を否定した。
AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、al-‘Arabi al-Jadid, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 24, 2015、March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。
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