ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、アル=カーイダ系組織シャームの民のヌスラ戦線が、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方で「大敗を喫した」と述べた。
イランの最高指導者アリー・ハーメネイー師に関する会議で公開されたビデオ演説で、ナスルッラー書記長は「過去数日間で、カラムーン地方において大きな進展があり、戦略的な高地、山岳地帯が今や、シリア軍とレジスタンスによって制圧された…。一方アルサール地方でも大きな進展があり、ヌスラ戦線は大敗を喫した」と述べた。
ナスルッラー書記長はまた「カラムーン地方と東レバノン山地においてダーイシュ(イスラーム国)との戦いが始まった…。我々はいかなる犠牲を払おうと、タクフィール主義者を根絶すると決意している」と強調した。
なお、ナスルッラー書記長は「ダーイシュはカーア地方、ラアス・バアルベック地方における我々の士気をくじこうとして、我々を攻撃したが、レジスタンスの同胞たちは彼らに報復し、数十人を死傷させた」と述べ、9日にベカーア県バアルベック郡のカーア村・ラアス・バアルベック村間に位置するマズハバ高地のヒズブッラー拠点がダーイシュの攻撃を受けたことを認めた。
ナハールネット(6月10日付)などが伝えた。
AFP, June 10, 2015、AP, June 10, 2015、ARA News, June 10, 2015、Champress, June 10, 2015、al-Hayat, June 11, 2015、Iraqi News, June 10, 2015、Kull-na Shuraka’, June 10, 2015、al-Mada Press, June 10, 2015、Naharnet, June 10, 2015、NNA, June 10, 2015、Reuters, June 10, 2015、SANA, June 10, 2015、UPI, June 10, 2015などをもとに作成。
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