アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党、チェチェン人大隊と連携して、ハマー県とを結ぶイスリヤー村・ハナースィル市街道一帯で、シリア軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)と交戦し、ハナースィル市を制圧した。
ダーイシュは爆弾を仕掛けた車を爆発させるなどして、ハナースィル市に突入し、同市を制圧したという。
またハナースィル市一帯でも戦闘が行われ、ロシア軍と思われる戦闘機が空爆を加えた。
SNN(2月23日付)によると、この戦闘でシリア軍の兵士数百人が死亡し、戦車、ロケット砲、武器庫などを失ったという。
一方、シリア軍消息筋はロイター通信(2月23日付)に対して、ダーイシュの攻撃を撃退するための作戦は継続されていると述べた。
なお、ダーイシュ(イスラーム国)は2月21日付でハナースィル市を制圧したと発表していた。
一方、ARA News(2月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川西岸のティシュリーン・ダム一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、これを撃退した。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がカルヤタイン市一帯、タドムル市近郊のドゥーワ地区で交戦した。
AFP, February 23, 2016、AP, February 23, 2016、ARA News, February 23, 2016、Champress, February 23, 2016、al-Hayat, February 24, 2016、Iraqi News, February 23, 2016、Kull-na Shuraka’, February 23, 2016、al-Mada Press, February 23, 2016、Naharnet, February 23, 2016、NNA, February 23, 2016、Reuters, February 23, 2016、SANA, February 23, 2016、UPI, February 23, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…