ロシアで活動する人民意思党党首で「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト)の代表を務めるカドリー・ジャミール前副首相は、ルダウ・チャンネル(10月27日付)のインタビューに応じ、そのなかで、シリアが連邦制を採用すれば、統合を維持できない、との見方を示した。
カドリー氏は「連邦制はシリアの一当事者が提示した案だ。連邦制の本質には多くの問題があり、それについて考慮せねばならず、すべてのシリア人とこの問題について検討しなければならない。しかしつまるところ、もっとも重要なのは、シリアが大きな国ではなく、イラクよりも多様だということだ。つまり、シリアが統一を維持して、連邦制に耐え得るかを考えねばならない」と述べた。
ジャミール氏はそのうえで「検討すべきもっとも理想的な政体は、中央集権制と分権制の間にあり…、中央政府の権威が最低レベルにまで弱化すれば、国家解体をもたらしかねない…。我々には新憲法についてのイメージがある。その実質的な目的は、民主的で多元的な統合国家としてのシリアだ。そこでは中央政府の権威は強力だが、各地域に地方自治に関する大幅な権限が委託される。しかし、国防、外務、治安、経済財政政策は中央集権的でなければならない」と付言した。
AFP, October 28, 2017、ANHA, October 28, 2017、AP, October 28, 2017、ARA News, October 28, 2017、Champress, October 28, 2017、al-Hayat, October 29, 2017、Kull-na Shuraka’, October 28, 2017、al-Mada Press, October 28, 2017、Naharnet, October 28, 2017、NNA, October 28, 2017、Reuters, October 28, 2017、Rudaw, October 28, 2017、SANA, October 28, 2017、UPI, October 28, 2017などをもとに作成。
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